ソフトバンク・村上泰斗に暴行報道、小野田紀美大臣の公選法違反疑惑、悠仁さま20歳の重圧
<今週の注目記事>
1「ソフトバンクドラ1投手が包丁で『殺すぞ』」(「週刊文春」9月10日号)
2「平和学習『旗振り役』教諭はなぜ自殺したのか」(「週刊新潮」9月10日号)
3「小野田紀美大臣がヤミ選挙事務所を作っていた」(「週刊文春」9月10日号)
4「悠仁さま『極秘対馬旅行』と『3つの傷』」(「週刊文春」9月10日号)
5「庶民派ウィリアムの危ういイメージ戦略」(「ニューズウィーク日本版」9月8日号)
6「高市首相に嫌われた『財務省エース』が事務次官に就くまでの一部始終」(「週刊新潮」9月10日号)
7「スーパーの中国産『白菜商品』ホルムアルデヒド全調査『実名リスト』」(「週刊新潮」9月10日号)
8「SNSから子供を守れ」(「週刊文春」9月10日号)
9「“スマホで赤ちゃんを注文する”先端AI社会に警鐘」(「サンデー毎日」9月13・20日号)
10「玉川徹…朝から『空っぽ言説』を振りまく井戸端会議の『オヤジ』」(「週刊新潮」9月10日号)
私は高市早苗の顔が見たくないから、テレビ、それもワイドショーは見ない。
たまに瞬間的に見ることはあるが、生前、親の記念品を好事家に売り払った長嶋一茂なる人間が出ていて、したり顔でしゃべっているのを見ると、一日中気分が悪い。
何で家族から勘当状態になった人間を起用するのか? テレビは視聴率さえ取れれば、何でもいいのだろう。
今のテレビマンたちに“矜持” というのが感じられない。
芸がないから笑えない「お笑い芸人」と、親のプライバシーを切り売りする「何とか兄弟」、テレビから消えるといっていたはずの「マツコ」など、永田町の“腐敗”した連中を笑えやしない。
いや、永田町の連中のほうが、芸のないお笑い芸人より笑えるから、まだマシかもしれない。
新潮が『モーニングショー』(テレビ朝日系)のコメンテーター・玉川徹を「朝から空っぽの言説を振りまく、井戸端会議のオヤジ」だと揶揄しているが、内容はどうってことはない。突っ込み不足。
今や、ワイドショーの『反権力』者のごとき評価が高まって、スポーツ紙などは、今日のワイドショーで玉川がこういったと紙面を割く始末。
本人も「令和の筑紫哲也」気取りなのだろうか?
彼はジャーナリストではない。テレ朝の報道番組のディレクター上がりだそうだ。
取材したり、原稿を書いたりという経験はないのだろう。
私も一時期、少しの間、『モーニングショー』を見ていた時期があった。
玉川コメンテーターの発言は、実体験に裏打ちされたものではなく、「こう話を持っていくから、このように答えてください」と打ち合わせ済みの「予定調和発言」だと感じることが多くあった。
新潮でノンフィクションライターの石戸諭がいっているように、「彼のスタンスは一貫していて、世の中の空気を読みながら、多数派が“イエス”と言う局面であえて『ノー』と言う」だけなのだ。
ネットニュースの編集者の中川淳一郎が、「反権力のような彼のスタイルは結構好きで、ある時期までは好意的に見ていました」が、玉川が反権力でないことに気づき、テレビを捨てたといっているが、遅すぎる。
私はだいぶ前に、田原総一朗を「政権のガス抜き」ジャーナリストだと批判したことがあった。
舌鋒鋭く権力者に突っ込むのは、視聴者にとって胸のすく思いがしたはずだ。
だが、時の首相を引きずり降ろしたって、この国の政治は何一つといっていいくらい、変わらなかった。
その責任の一端は、テレビがうっ憤晴らしの場になって、それで視聴者は満足してしまった。そこから政治を変革しようという動きにはつながらず、ダラダラと自民党政治を続けさせてしまったのだ。
その行き着いた結果が、この高市政権である。
われわれ有権者の長年の“怠慢”の象徴である。玉川コメンテーターは田原ほどの取材力も知見もない。そんな人間の“たわいない”コメントをありがたく頂いているようでは、この先、高市首相よりももっと悪いリーダーが出てくるはずだ。
そうならないためには、ワイドショーもバラエティもSNSも止め、自分で考える頭を作るしかない。
「テレビを捨てよ、街に出て人に会え!」といいたい。
次は、サンデー毎日から。
『堤未果の「すばらしい新世界」スマホで赤ちゃんを注文する日』(集英社新書)の著者、堤をインタビューしている。
この本のサブタイトルには、「スマホで赤ちゃんを注文する日」「『優秀な受精卵』が売り買いされる」「遺伝子操作赤ちゃんで世界が震えた」「暴走する中国の遺伝子操作技術」「150歳まで生きろ」「若い血を買う」「死後もデジタルで『生き続ける』」「現代の『感情消し薬』」「脳は、60兆円市場だ」「あなたの身体は国と企業のものになる」「年160億円―安楽死という予算削減」などとある。
堤は、世界3大ディストピア小説、ジョージ・オーウェルの『1984年』、レイ・ブラッドベリの『華氏451度』と、94年前の1932年、オルダス・ハクスリーが発表した『すばらしい新世界』を読み比べたという。
前の2冊は、1党独裁体制で統治された世界、書物が禁止され、見つかれば燃やされ、巨大テレビやイヤホン型ラジオなどの娯楽に人々が没頭する世界と、支配される国民、市民は苦痛や恐怖を与えられる名作だ。
だが、『新世界』は「快楽や便利さ」などが人々に与えられる。このことによって権力側は支配を強めていくが、人々も自ら求めるようになり、自分たちでディストピアを作っていく、より不気味なSF小説だという。
「この世界観は、今のAIやテクノロジーが進化した現代と近くなっていて、危機感を感じました」
と堤はいっている。
しかし、堤は、
「今、ハクスリーの本を読むと、『これ。まずいね』と思う人よりも、『あ、いいじゃん』と感じる人の方が、多いんですよ」
といい、今の多くの人たちが、利便性や効率化の「沼」に入ってしまっていると指摘する。
もっと怖いことをいっている。
イーロン・マスクはIQが180を超えているそうだが、AIの進化が速いので、AIに反対してももう遅いと、考え方を180度転換したという。
それならば、IQ180以上の人間を大量に作れば、AIを制御できると考え、IQ180以上の赤ちゃんを大量に作ることを本気で考えているというのだ。
これは「優生思想」ではないのか?
だが、フェミニストたちにはウケているという。
これからは、生まれてくる自分の子どもを「優秀で美しく」コントロールできるかもしれない。
こうしたことが「夢物語」ではなくなってきているというのだ。
まあ、どうせもうすぐ死ぬんだから、どうでもいいか。
次はSNSのお話。
今はITが発達して、図書館に飛び込まなくてもだいたいのことは検索できるし、難しい漢字でも辞書を引かずにすぐ変換してくれる。
だが、「便利にはなったが、以前よりバカになった」と感じている人は、私も含めて多いはずだ。
便利=バカになることなのだ。空いた時間を有意義なことに使える? そんな人間はごくごく少数で、大多数は空いた時間をスマホに費やしているのだ。
SNSは便利だと? AIは悩みを聞いてくれるだと?
AIなら口答えもせず、反論もせず、こちらの意に沿った答えをしてくれるだと?
その結果、自分で考えることを忘れた、決断できない優柔不断人間が大量生産され、AIの意のままに動く腑抜けた人間たちばかりになった。
その結果、“独裁者”気取りの初の女性首相の意のままに、この国は動かされている気がしてならないのだ。
さて、文春の「SNSから子供を守れ」である。
SNSという時は、AIは含まれていないが、それらは密接に“協業”しあっている。
私は、AIも規制しないといけないと考えている。
昨年12月、オーストラリアで16歳未満の子どものSNS利用を禁じる法律が施行された際、アニカ・ウェルズ通信大臣は、
「私たちは、この法律が完璧でないと知っています。しかし、子どもたちのために、これは試してみなければならないのです」
と語った。
オーストラリアは、年齢制限を設けた世界初の国で、対象となったのはX、YouTube、TikTokなど10のサービス。
子どもがアカウントを持っていると発覚した場合、SNS運営企業に対し、政府は最大9900万オーストラリアドル(約110億円)へ罰金を引き上げる方針を打ち出している。施行後、12月前半だけで約470万の16歳未満のアカウントへのアクセスが削除・制限されたという。
さらにフランス議会は、2026年7月、15歳未満の子どものSNS利用を規制する法案を可決した。憲法評議会での判断を踏まえ、現在は新たな法案が検討されているという。
「子どもや若者の頭脳は売り物ではない」
マクロン大統領はこう述べた。
欧州ではスペインやギリシャ、デンマークなどでも、法規制が検討されているが、背景には、SNS利用が子どもの脳の発達に悪影響を及ぼすとの研究結果が発表されていることがあるそうだ。
「アメリカの社会心理学者で、ニューヨーク大教授のジョナサン・ハイト氏の研究によれば、スマホが普及した2012年頃を境に、10代のうつ病や不安症、自殺率や自傷件数が急激に増加。特に10歳から14歳の女子で、自傷による救急受診件数が10年代に3倍に増えたという」(国際部記者)
EUでも、巨大プラットフォーム企業に対し、ネットいじめや依存症などから未成年者の保護を義務付ける法律が既にあるそうだ。
フォンデアライエン欧州委員長はさらに、今年秋にも子どものSNS利用を制限する制度案を公表するとしている。これは一律の禁止ではなく、
〈3歳未満はスクリーンとの接触を避ける〉〈3~12歳は保護者らの監督下で、時間を限定してオンラインサービスを利用する〉
など、年齢に応じて段階的に制限する仕組みだという。
世界の潮流に共通しているのは、「子どもの安全を守る責任は、SNSの運営企業側にある」という考え方だと文春はいう。
欧州の子どもの権利を守る団体、ユーロチャイルドの担当者はこう解説する。
「年齢制限だけでは接触機会は減らせても、サービス改善には繋がりません。EUの専門家会議の報告書では特に、無限スクロールや自動再生、“おすすめ”アルゴリズムなどが中毒性のある機能として挙げられています。これらに対する安全対策は、子どもや保護者ではなく、プラットフォーム事業者自身が講じるべきだとしている点が重要です」
SNSの対象年齢や安全性を格付け・レビューする米NPO「コモンセンスメディア」のジム・ステイヤーCEOもこう指摘する。
「子どもにSNS利用を止めさせるのではなく、企業が子どもに接触するのを止めさせるのです。企業が子どもにこれ以上デジタル版のタバコを手渡せないようにすることが必要なのです」
では、SNS規制後進国のこの国はどうか?
ようやく政府も重い腰を上げたという。
こども家庭庁と総務省は、子どものSNS規制に関する有識者の検討会をそれぞれ開催して7月に報告書を公表した。
両方の検討会でトップを務める、メディア法制を専門とする京都大学大学院の曽我部真裕教授がこう話す。
「現段階では、日本は年齢による一律の禁止という方針は採っていません。一律制限に踏み切るほど、子どものSNS被害が深刻化しているという事実がまだ確認できないからです」
では、事業者への対策はどうか。
「携帯事業者に対し、有害サイトのフィルタリング機能を提供することは義務付けられています。ただ、SNS事業者への規制は存在しない。海外の動きも踏まえ、今後は依存性の高い『有害な機能』に対する規制をどうするか、その議論が進んでいくでしょう」(同前)
文春は、「政府は今後、一律の年齢制限についても議論する方針だという。しかし、公の規制の枠組みが存在しておらず、対策は遅れているのが実情だ。それゆえ、深刻なSNSトラブルを防ぐためには、家庭での取り組みが必要不可欠だ」という。
そして、使用のルールを話し合う。利用時間を決める。知らない人と会わない。などを“提唱”する。
だが、思春期のガキは親のいうことなど聞かない。親よりSNSやAIを信じているのだから、話し合いは何の解決にもならないはずだ。
多くの規制した国のように、SNSのプラットホーマーやAI企業に、徹底した「規制」をさせることでしか、子どもは守りようがない。
この国は、首相自らが、会見もロクにやらず、自分の自己弁護を、夜を徹してSNSに投稿して“事足れり”としている。
この国の政治家たちも、「朝9時から夕方6時まではSNSおよびAI使用を禁じる」という規制をすべきだと思う。
ところで、中国から輸入される有害野菜問題はどうなったのだろう?
以前は盛んに誌面をにぎわしたが、このところ影を潜めていたが、根っこの問題は何ら解決していないようだ。
新潮が、中国産の白菜商品に、未だに有害物質「ホルマリン」が防腐のために使われていると報じている。
白菜は、韓国にとってもキムチづくりに欠かせないもので、その多くを中国に依存しているといわれる。
だが、中国の活動家が、中国北部の河北省・張家口市の農場で、白菜を浸した液体に、発がん性が指摘されている「ホルムアルデヒド」が含まれているという「動画」を撮り、投稿すると、あっという間に国内外に拡散したという。
中国当局もすぐに動き、地元政府は動画の内容が事実だと認め、白菜を液体に浸した3人を拘束したというのである。
さらに、中国メディアの「人民日報」は、「当局はホルムアルデヒド白菜の流通を完全に阻止する」と報じた。
だが“疑い深い”新潮は、白菜が使われることが多いキムチや中華料理を製造販売するメーカーに、一斉に取材を敢行し、「中国産白菜」を原材料として使用しているかどうかを調査したというのだ。
しかし待ってほしい。ホルムアルデヒド白菜は、日本に入ってくる中国白菜の一部ではないのか?
中国白菜は有害であるという前提では、江崎グリコがいうように、
「中国産原料を使用する際は、当社として厳格な管理のもと品質を保持しております。白菜産地は非公表にしたい」
というしかないのではないか。
または、「混入は確認されていない」(神栄)のように答えるしかないのでは?
一時は見るのも嫌だった「中国産うなぎ」も、土用の丑の日などは、テレビでも「安い」「それなりにうまい」と“宣伝”していたではないのか。
中国産の物産が全て有害であるならば、この国の民は食べるものがなくなり、餓死してしまうだろう。
人間の口に入る食品のチェックは徹底する。だが、中国産食品のすべてが有害というイメージ作りは、百害あって一利なし。
そういえば、アメリカから輸入されているレモンに有害な防腐剤が塗られ、一時、レモンをほとんど食べない時期があったな。
今はどうなったのかね?
この国は熱しやすく冷めやすい。時々は、こうした記事が必要なことは理解する。
新潮は以前、こう報道していた。
《財務省に激震が走った。8月7日付の幹部人事で一松旬(ひとつまつ・じゅん)主計局次長が東京税関長に転出する人事が発令されたからだ。一松氏は「近い将来の有力な事務次官候補」とされてきたが、高市早苗首相が設置した社会保障国民会議で消費税減税に反対する同氏の立ち回りが首相官邸に問題視され、実質的な左遷人事となった。東京税関長は「上がりポスト」とされ、これから主要局長や事務次官をうかがう幹部が就く役職ではない。このため、霞が関の中央官僚は高市首相の減税にかける思いの強さに改めて震え上がっている。》
一松はそのままだが、同じく消費減税に反対していたといわれて「更迭説」が流れていた宇波弘貴(61)は、8月7日付で主計局長を退任し、めでたく財務次官を拝命した。
その裏には、一松の異動を飲む代わりに、宇波の次官就任人事を死守した片山さつき財務相の動きがあったと、新潮が報じている。
宇波は民主党政権時代、野田内閣で「社会保障と税の一体改革」に深く関与し、消費税増税に道筋をつけた人物だという。
つまり、「消費税減税はしたくない」派の筆頭であるようだ。
だが、秋の臨時国会では、消費減税関連法案の審議が始まり、宇波は高市首相に「面従腹背」を強いられ、財政運営、国会対応を取り仕切るそうだ。
宇波と一松は城山三郎の『男子の本懐』で緊縮財政を敷き、「金解禁」を成し遂げた井上準之助蔵相が好きだそうだ。
その中の井上の言葉。
「すでに決死だから、途中、何事か起こって中道で斃れるようなことがあっても、もとより男子としての本懐である」
心弱き財務次官が、己の考えを貫き通すことができるのか? それとも権力に唯々諾々と従い、雑巾のごとく捨てられてしまうのか。
宇波の動きを見てみたい。
さて、英国王室を離脱してアメリカへ逃げたヘンリー王子とメーガン妃が、何を考えたのか、アメリカから拠点を英国へ「出戻り」帰国したことが話題である。
2人は、婚約を発表した段階から、パパラッチに昼夜を問わず標的にされ、追いかけまわされた。
メーガン妃が黒人であることが知られ、人種差別的な発言が、ゴシップ紙だけではなく王室の人間からも飛び出て、深く傷ついた。
さらに、兄のウィリアムと仲たがいし、ついには王室を飛び出しアメリカへ移住してしまった。
それが突然の帰国。今のところ、アメリカではNetflixのインタビューに答えたり、手記を出して稼いだが、思いのほか家の周囲や自分たちの警備費がかかったため、手持ちが少なくなってきたのではという説が有力なようだが……。
子どもたちの教育にはアメリカよりも英国のほうがいいので、英国郊外のコッツウォルズに住むことぐらいしか決まっていないようだ。
メーガン妃は、アメリカを拠点にして行っているビジネスは続けるといわれている。
しかし、突然、仲たがいした弟が帰国して、当惑しているのは兄のウィリアムのほうだとニューズウィーク日本版が報じている。
日本版によれば、ウィリアムの息子のジョージ王子は、この9月から英国の超名門全寮制男子校、イートン校に入学する。寮生活を始めるそうだ。
しかし、これが物議を醸しているというのである。
ウィリアムスは「普通の人」というイメージ作りをしてきたという。だが、イートン校が毎年世界から受け入れる13歳以上の子どもは約250人しかいないし、経費も年間約1400万円かかるそうだ。
まさにエリート中のエリートが集う学校だ。
そこへ、犬猿の仲の弟夫婦の帰国。
世論調査会社のイプソスが6月に発表した調査によると、18歳から34歳では、王室の存続を望むのはわずか34%しかいないという。
普通を標榜していても、今回のように知的レベルはどうあれ、子どもがイートン校へ入るのだ。ウィリアムスの自宅からわずか車で15分のところだ。
湯水のようにカネが入ってくる。ウィリアム一家の新居があまりに広いため、地元住民はクリスマスツリーを買うのに1.5㎞も迂回しなくてはならない。
イートン校では、校内にパブがあり、両親の書面による許諾があれば、ビールやリンゴ酒が思いきり飲めるそうだ。
しかし、世界中の優秀な仲間がいると、成績で入ったのではないヘンリーは、「出来の悪い私にとってはまさしく地獄だった」と回顧している。
ウィリアムは、ヘンリーのことに無関心を装い、騒ぎが収まってから動くようだ。
“普通の人”のイメージ作りをしてきたウィリアムにとって、ここしばらくは心平穏ではいられない日々が続くようだ。
翻って考えれば、この国の皇室制度も大きな曲がり角に来ていることは間違いない。
それは皇室典範が改悪されただけではない。象徴天皇制が存続するためには、多くの国民の理解と支持がなければ成り立たない。
だが、上皇や今上天皇が、多くの公務をこなし、毎回「戦争と平和」について言及しているにもかかわらず、保守政治家たちはそれを無視し、右傾化している一部の若者たちの心には響かない。
私のような「戦無派」は、迷うことなく「平和を希求」し、戦争とは無縁な人生を送ってきた。
だが、この国を長年牛耳ってきた政治屋どもは、様々な“屁理屈”を弄して、「戦争のできる国」へとこの国を変容させてきた。
その中で、上皇陛下こそが「平和を守る象徴」のように喧伝され、リベラル派の拠り所となった時期があった。
今上天皇も父親譲りの「護憲、平和、戦争の惨禍を忘れまい」と、毎年、過去の激戦地を訪ね、「お言葉」を発している。
これだけはっきりと、「日本の過去を反省し、戦争をしてはいけない」と口にする政治家は、引退した人間を除いて、私が知る限りほとんどいない。
しかし、今の憲法下では、天皇に政治的な発言を許していない。このままいけば、天皇というのは“ただの象徴”であって、国民統合の象徴ではなくなるのではないか。
私は、天皇家を京都に移し、政治家の思惑に惑わされることなく、祭祀を司りながら静かに暮らしていただくのがいいのではないかと考えている。
泥水が渦巻いているような永田町の“権謀術数”亡者たちから離れ、この国の平和と安寧を祈りながら、心静かに暮らしていただく。
このままいけば、「天皇制廃止論」が大声で叫ばれることになるかもしれない。英国のように、「皇室はいらない」という声が大きくなる可能性なしとはしない。
今は「愛子天皇」待望論が湧き上がっているが、その熱狂も次第に醒めていくはずだ。
麻生太郎や、その妹、姪が“たくらみ”を実行する前に、天皇家と秋篠宮家を京都に移し、“俗人たち”から遠ざけ、平穏に暮らしていただく。
そうすれば、天皇制は静かに存続できる。私はそう考えているのだが。
次もこの国の皇室のお話である。
遠目からの印象ではあるが、次の天皇になる秋篠宮悠仁さんは、今一つ、この国の皇室を自分が背負ってやるんだという「気迫」に乏しいような気がするのは、私だけだろうか。
だが、私が全く勝てないことがある。悠仁さんは「幼い頃からゴキブリが大好きだった」というのだ。
私は今でもゴキブリを見ると逃げ出し、カミさんに助けを求める。トンボ、蝶々、アリンコくらいならいいが、ゴキブリと蛇を見ると、背筋が凍る。ホラー映画など必要ない。
その悠仁さんは9月6日に20歳になった。そして8月17日、長崎の対馬に姿を現したという。
筑波大学に在籍し、野生動物研究会、通称「やどけん」の面々と一緒に、極秘旅行に行ったというのだ。
地元の警察を含め、厳重な警備態勢が敷かれたのはいうまでもない。
次の日、秋篠宮夫妻は、
「羽田空港から政府専用機でパラグアイへと向かわれました。元赤坂の宮邸では、次女・佳子さまが玄関に立ち、笑顔で手を振って見送られていた。翌十九日には、佳子さまが赤坂御所の東邸で、沖縄からの『豆記者』と呼ばれる小中学生三十五名と面会。ところが、悠仁さまの姿が見当たらなかったのです」(皇室ジャーナリスト)
それほど悠仁さんにとって、やどけんの仲間は大事で、本州とは異なる生き物が生息する対馬は、何物にも代え難いものだったに違いない。
だが、このような時間を過ごすことは今のうちだけで、すぐに次代を担う帝王教育が始まるのだろう。
河西秀哉名古屋大学大学院教授はこう指摘している。
「天皇は父である上皇の背中を間近で見て、象徴天皇の在り方を学ばれ、血肉としてこられました。翻って悠仁さまの場合、父の秋篠宮は天皇にならないご意思を示しておられる。その差は歴然としたものがあります。国民の間で“愛子天皇”待望論が高まっているのは、天皇のそばで帝王学を自然と身につけられていると映るからでしょう。悠仁さまが国民と時代に寄り添う象徴天皇像をどう模索されていくのか。これから真価が問われることになります」
悠仁さんのお妃探しも苦労しそうだ。父親の秋篠宮のように、学生時代に紀子さんのような“積極的”な女性を見つけられればいいが、悠仁さんと結婚すれば皇后の座は約束されるが、男の子を絶対産まなくてはならないというプレッシャーがのしかかる。
よほど“野心”を持った女性でなければ耐えられまい。
悠仁さんの両肩に「日本皇室の未来」がかかっている。いましばらくは青春を謳歌してほしいものだ。
ところで、小野田紀美経済安保担当相(43・外国人担当相も務めている)くらい、期待を裏切った「大臣」はいなかったのではないか。
高市首相以上の保守派で、次々に国粋主義的な施策を出していくのかと思ったが、高市首相が目立ち過ぎるためか、すっかり影が薄くなってしまった。
半ばに行われる内閣改造では、お役御免になるのだろう。
その小野田に「公選法違反」があると文春が報じた。
一つはヤミ選挙事務所問題だという。
《小野田氏が代表を務める「自民党岡山県参議院選挙区第二支部」の政治資金収支報告書によれば、公示日の約一カ月前にあたる同年五月二十四日と、投開票日翌日にあたる七月十一日に、計二件の「事務所賃料」を支出している。支出先はいずれも瀬戸内市内のホームセンターA社である。
また、小野田氏の選挙運動費用収支報告書によれば、公示日翌日の同年六月二十三日にも「事務所賃料」としてA社に支出しており、支払った事務所賃料の総額は二十万円にのぼる。(中略)
小野田氏は公示日当日、小野田紀美事務所のSNSに「瀬戸内事務所出陣式」と題した動画を投稿。「頑張ろーコール」で声を張り上げる姿とともに、<小野田紀美、本気の全力で頑張ります?>と投稿している。
では、この瀬戸内事務所では何が行われていたのか。
選挙の応援に入っていた現役の瀬戸内市議に尋ねると、次のように証言した。
「市議たちが打ち合わせをしていました。選挙カーに誰が乗るか、どこから乗るか、コースをどうするかとか。小野田先生の選挙カーと、あと自民党の車があって、そのスケジュールをどうするのかとか。(事務所の前には看板も)出ていました」
別の現役の瀬戸内市議も、この事務所に集まったのは、「瀬戸内の選挙を回す部隊」と証言する。》
文春の取材内容が事実なら、選挙事務所として使われていた疑いはかなり濃い。
しかし、岡山県選管の担当者は、「設置できる選挙事務所は候補者一人につき一カ所まで」で、違反した場合は、30万円以下の罰金に処せられる可能性があるというのだ。
小野田は、文春報道後、選挙運動費用収支報告書を修正する意向を示した。さらに事務所は選挙用に借りていないと主張するのだが、文春は電子版でさらに追及する。
《今回、瀬戸内市の事務所が選挙事務所であることを示す新たな証拠を入手した。小野田氏が事務所賃料を支払った際に受け取った領収証である。これは、小野田氏の選挙運動費用収支報告書とともに、岡山県選挙管理委員会に提出されたものだ。
家主である瀬戸内市内の業者が発行したもので、宛名には<小野田紀美選挙事務所様>と明記されている。
さらに、但し書き欄には次のように記されている。
<但 R4.6月22日~7月10日分 家賃>
2022年6月22日は参院選の公示日で、7月10日は投開票日である。つまり瀬戸内事務所は、「小野田紀美選挙事務所」が選挙期間を通じて借り受けていた事務所なのだ。》
小野田は公選法違反を否定しているが、個人的には悪あがきは止めたほうが、と思う。
ところで、今年3月、沖縄県名護市辺野古沖で、同志社国際高校の生徒、武石知華(ともか・17)が研修旅行の平和学習中に死亡するボート転覆事故が起きた。
その責任をとって同校は八田英二理事長が今年度で引責辞任するといい、西田喜久夫校長は8月31付で解任された。
そして、8月23日の朝9時半頃、近鉄線の踏切で、研修旅行にも同行していた高校の山口教諭(仮名)が急行電車にはねられて死亡した。自殺とみられると報じられた。
新潮によれば、亡くなったA教諭は京大工学部出身。修士課程を終えて同校に化学教諭として赴任した。大学ではアメフト部に在籍し、鍛えられた体が特徴的だったという。沖縄への研修旅行の引率経験が豊富で、西田前校長の下、平和学習の一端を担ってきたベテランだったという。
7月31日に同志社が公表した特別調査委員会の報告書によれば、山口教諭は亡くなった小型船「不屈」の金井創船長と面識があることがうかがえるそうだ。
〈辺野古ボートコースのボートが抗議船であることに係る各担任教員の認識〉
との項目では、以下のように記されているという。
〈a7教諭(山口教諭)も、c1氏(金井船長)が抗議活動をしているため、生徒が乗船するボートが抗議船である可能性は認識していたものの、例年実施されてきたプログラムであり、これまで問題なく実施されてきたとの認識から、危険性を特段意識することはなかった〉
だが、3月の事故後、山口教諭は憔悴し切っていたという。ある学校関係者は、
「先生は、旅行の計画立案に深く携わっていたこともあり、他の先生方よりもはるかに責任を痛感している様子でした。事故直後からネットでも名指しで中傷され、周囲にも『事故が起きたのは自分のせいだ』『武石さんのご遺族に申し訳ない』と、しきりに漏らしていました。特別調査委員会が動き出し、先生も5月にはヒアリングを受けていますが、その間もずっと悩み続けていたのです」
そして山口教諭は西田前校長にある“申し出”をしていたという。
「精神的な疲労が重なり、著しく体調を崩した先生は、校長に『休職させてほしい』と願い出たのです。ところが、調査の最中だったこともあって引き止められてしまった。先生はその時、『8月いっぱいは待ってほしい』と告げられたと聞いています」(同)
こうした対応に、山口教諭は不満を抱いていたといわれるそうだ。
山口教諭の京大時代の先輩男性がこう語っている。
「コロナ禍の前、京都市内の居酒屋で彼と飲む機会がありました。『生徒を沖縄に連れていかなあかん』と話していましたが、自ら率先してというよりは学校の仕事だから、といった口ぶりでした。学生時代から責任感が強く、研究中も実験結果をめぐって周囲と熱く議論するような奴でしたから、学校の意向に従ったことで板挟みになっていたのかもしれません」
私は、高校生に沖縄の基地反対闘争を「見学」させることに賛成である。沖縄を知ることは、この国の現状を知ることになる。まだ高校生のうち、こうした日本の「分断」を体験することは、将来必ず役に立つ。
その際、生徒たちの安全を確保するのはイロハのイ、当然であるはずだが、なぜ、それが軽視されてしまったのだろうか?
これでまた、沖縄が本州から遠い国になってしまった。
今朝(9月7日)の朝日新聞が、沖縄知事選の現況を報じていた。
《13日に投開票される沖縄県知事選について、朝日新聞社は沖縄タイムス、琉球朝日放送(QAB)と共同で5、6の両日、電話とインターネットで調査を行い、取材で得た情報と合わせて情勢を探った。新顔の古謝玄太氏(42)がやや先行し、現職の玉城デニー氏(66)が激しく追う。》
新顔で政権与党などが推す古謝玄太候補は、辺野古移設容認の立場だが、8月27日の告示日の第一声では辺野古に触れなかったという。
現職の玉城デニー候補も、これまでは辺野古移設反対を掲げてきたが、今回の知事選に向けて発表した七つの政策の柱の大項目に、辺野古の文字を盛り込まなかったという。
辺野古移設は既定路線。もはや保守も革新も、この問題には触れず、辺野古基地反対運動は沖縄でさえ、忘れ去られていくようだ。
沖縄では、沖縄の人をウチナーンチュ、本土(沖縄県外)の人をナイチャーと呼ぶ。
戦後80年を過ぎ、沖縄は観光名所ではあるが、沖縄の抱える問題に真剣に向き合おうとする国民も、政治家も極めて少ない。
沖縄に米軍基地を押し付け、台風が来た時しか思いださない日本人は、身勝手で薄汚いナイチャーだ。
さて、今週最後の特集は、文春の「ソフトバンクドラ1投手が包丁で『殺すぞ』」。恐いですね~。
そう脅したのは8月15日、ホームで行われた東北楽天ゴールデンイーグルス戦で投げた、福岡ソフトバンクホークス投手の村上泰斗(19)だという。
その試合、8回にプロ初登板を果たすと、無死一、二塁のピンチを三者連続三振で切り抜けた。
「小久保裕紀監督も『楽しみ』と評価していました」(スポーツ紙記者)
2024年のドラフトで1位でホークスに指名され、契約金8000万円だという右腕は兵庫県で育ったそうだ。
クラブチームで実力をつけ、名門・神戸弘陵学園高校に進学した。
「2年生の6月には、球速152キロを計測。同年の秋からはエースを務め、スカウト陣が注目する存在に。甲子園には出場できなかったが、ホークスに1位指名されたのです」(同前)
昨年の入団1年目は怪我もあり、公式戦の出場は無かったが、今年は4月から2軍・3軍戦で登板。6月の試合では自己最速の156キロをマークし、8月の1軍昇格へと繋がった。
そんな期待のホープがなぜ?
福岡県在住の20代の社会人A子は、村上の元交際相手。野球好きの彼女が村上と知り会ったのは、25年2月頃、彼女が村上のインスタをフォローしたのがきっかけだったという。
「他の選手もフォローしていましたが、3月頃、泰斗からフォローバックされ、DMでやり取りをすることになりました。その後、6月に彼から告白されて、付き合い始めたのです」(A子)
週に一度のオフなどに会っていたが、村上は当初から独占欲が強かったという。
「私は日常を写真に収めてSNSに投稿するのが趣味でした。投稿で商品のPRなどをし、仕事に繋がったこともある。でも彼から『やめて』と言われて、セーブするようにしました」(同)
またあるときは村上から、「俺は女の連絡先全部切った」といわれ、A子は、スマホの位置情報とSNSアカウントの共有を求められたという。
「彼が好きでしたし、疚しいこともないので共有しました。ただ、束縛はエスカレートしていきました。少しでも返信が遅れると不機嫌になる。たまたま返信できていないだけなのに、『位置情報が動いてる』と怒られたこともあります」(同)
年末年始には、村上の兵庫県の実家へ1週間滞在するなど、良好な関係を築いていたと思っていたが、徐々に口論が絶えなくなっていったという。
7月6日、破局を迎えた。村上から「もう会わないし、話さない」といわれ、連絡が途絶えたという。
そうしていると高校時代の友人男性が悩みを聞いてくれることになり、事件のその日、男性を招き悩みを打ち明け談笑している時、村上が合い鍵を使って入ってきた。
「誰や、誰が来とんや!」
そう怒鳴り、キッチンにあった包丁をとり、
「お前、殺すぞ」
と、友人男性を追い詰め、殴りかかったそうだ。
彼は血を流し、耳のピアスが千切れたそうだ。そこから必死に逃げ出したが、殴られてからの記憶がないそうである。
A子は必死に止め、包丁を何とか奪って、近くの段ボールに仕舞った。
彼女はその日のうちに実家に戻ったが、また村上が襲ってくるという不安が襲ってくるという。
8月14日、中央署の生活安全課にDVとストーカー被害を相談し、被害届を出したそうだ。
さらに村上にはこんなこともあったという。過去に交際していた女性が妊娠したとわかり、メールを送ったところ、こう返してきたという。
〈隠し子とか世間にバレた瞬間ほんまの意味で終わるし(中略)そうゆう考えするんはほんまに嫌〉
〈産むとか正直選択肢に入れやんといてほしい〉
ショックを受けた彼女に、慰謝料込みで30万円を送ってきたというが、彼女も「彼の言葉の暴力の傷はまだ癒えていません」と、文春に語っている。
文春は村上を電話直撃する。
――A子さんのことで……。
しばらく無言が続いていたが、女性の名前を出すと、不通音が鳴り響いた。
ソフトバンク球団にも事実確認を求めるべく、事件の詳細を記して質問状を送付したが、広報室は、
「選手個人および関係者のプライバシーに関する事項として、回答を差し控えます」
と返答したというのだ。
文春のいうように、「これはホークス入団後に起きた問題であり、彼はまだ2年目の若者である。球団の管理責任も重い」はずだ。
このところ自球団の選手の不祥事に、速やかに対処するところが多いのに、パ・リーグの盟主であるソフトバンクがなぜ?
この原稿を書いている時点で、村上が処分されたという報道は出ていない。(文中一部敬称略)
(文=元木昌彦)
